a cup of coffee

suneon2007-10-08

連休最後の日です。残念ながら雨ですね。
わたくはというと、土曜日だけお休みして、高円寺へ。
久々の高円寺は、ゆる〜い、ゆる〜い空気が流れていて
最高でございました。
大一市場内にある、ベトナム料理屋「チョップスティック」へ立ち寄って、
なつかしの味「フォー・ガー」をいただきました。
この店は、生の米麺を使っているからか、
本当にベトナムで食べた味のようでした。
ああ、うるわしのハノイ
「焼きそば」ならぬ、「焼きフォー」が
おいしかったことを思い出します。
ぜひ、お店のメニューに加えてほしいものです。

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昨晩は、田辺聖子さんの『残花亭日暦』を読み終えました。
(装丁のイラストは、イナキさんです。この方もおもしろい方です。)
田辺さんがカモカのおっちゃんを看取るまでの日々の話が
日記として書かれています。
年老いた母や病床の夫の介護話、普通なら、くら〜く、おも〜く
なりがちですが、さすがは田辺さんです。
夫婦のやりとり、家族(ぬいぐるみ含む)とのやりとり、
相変わらず笑えます。
だからいっそう、おっちゃんとさよならするときが近づくと
なんともいえない寂しさがありました。
これもまた、一人の男と女のお話、というわけです。

さて、本の話を反芻しながら、こうして書いていると
めずらしく、本当にめずらしく、相方がコーヒーをいれてくれました。
(だから雨が降っているのか!?)
映画の「カモメ食堂」の台詞に
コーヒーは人に入れてもらったものがおいしい、
というようなものがあったと思います。
「ほんとに、そうだなぁ〜」と思いつつ、
仕事の世界へじわじわと戻って行きます。
みなさま、ごきげんよう。。。