フンデルトヴァッサー展

suneon2006-10-30

土曜日、軽井沢のメルシャン美術館まで、フンデルトヴァッサー展を観に行ってきた。
林に囲まれた静かな美術館は、フンデルトの作品を飾るに相応しい場所だった。

初めて、生で観た作品は、どれも私をワクワクとさせてくれた。
初期は、繊細で頼りない、不安げな線で描かれていた精緻なデッサンも、
中期には、解き放たれて、自由に、のびのびと木の枝のように伸びていっていた。
どんな作家でも、その作風や線が変わっていくのをみるのは面白い。
何があったのか、どんなアイデアを思いついたのか、想像するだけで楽しい。

インタビュー映像も流れていて、フンデルトの話している姿を初めて見た。
思っていた印象と異なり、とても柔らかで、のんびりした感じの人。
でも言っていることは、ストレートでゆるぎない、確固たること。
この人は、実在したし、生きていたんだなって、なんだかおかしな気分になった。

嗚呼、ウィーンまで、彼の建築を見に行ってみたくなりましたとさ。