20年以上前に…

suneon2006-08-22

もう8月も終わり。早いものです。
夏休みといえば、たくさん本を読もうと思って、いっぱい図書館で借りるものの
結局、1冊も読まなかった若かりしころを思い出します。
それで、ふと、今年の夏休みに大阪へ帰省したとき、
買った本がありました。『星の王子さま』です。
名作といわれ続けていたのは知っていたよ。
でも、8歳の私には、なんのこっちゃか全然わからず、巻末のあとがきなんかを
適当に読んで、感想文を書いた覚えが…。
そんなわけで、自分の中では長らく気にしつつも、
意味不明な『星の王子さま』だったのです。
今年かな? その版権が切れて、新しい訳の本がいくつもの出版社から出たのよね。
それで、ふと手にとったのでした。
読んでみると、確かにこれは大人向けの本なのかも知れないと思いました。
でも、ものすごい感慨深さ。何度も泣きそうになるのはなぜなのかしら。
という、ステキな本でした。
それでなんとなく、8歳のときに蒔かれた種が今になって芽を出したような
そんな気分になったのでした。
小さな芽が真夏の陽射しで、すくすく育つことを祈ります。