kika

suneon2006-06-14

今日がスペインvsウクライナ戦だからというわけではないけど、
先日、ペドロ・アルモドバルの「KIKA」という作品を観たのでヒトコトフタコト。

パッケージに「ヘア無修正」となってたから
どんなおっそろしー映画かと思ったら、ある意味恐ろしい映画でした。

しかもパッケージを飾る、ゴルチェの衣装を纏った
ねーちゃん(ビクトリア・アブリル)は
主役のKIKAではなかった…。

KIKAはすぐに変人を好きになってしまう。
でも、とっても純粋で単純。
KIKAはどえらい事件(殺人とかレイプとか)に巻き込まれるのだけど
なんでか「ぷっ」と笑えてしまうことになる。(本人は傷ついている風ですが…)
そして、もうこりごり!となったくせに、
その数分後には別の男に恋しちゃってる。

天真爛漫でタフ! 笑っちゃうくらいの生命力!?
深刻な出来事も受け取り方次第で、ユーモアのネタになるのだなぁと
なんだかいろんなことをバカバカしく思わせてくれる映画でした。

ちなみにアルモドバル一家といえる女優、ロッシ・デ・パルマは、
今回はKIKAに片思いするレズのお手伝いさん役でした。
観るたびに、気になってしまう…というか、好きになってしまう超超超個性派。