足りないもの

この前、たまたまつけたテレビでドイツの農村の暮らしをレポートする番組が流れてた。
ぼーっと見てたら、じゃがいもを作っている農家の暮らしぶりが流れて、
続いてそのじゃがいもを買いに来たおばあちゃんの家で、
ポテトサラダの秘伝レシピを教えてもらっていた。
おばあちゃんのポテサラの隠し味は、自家製ピクルスの汁をちょっと入れることと
ピクルスの刻みをいれること。
もちろんマヨネーズも手作りで、ヨーグルトをたっぷり入れて油っぽさを抑えるんだって。
ヨーグルトは知ってたけど、ピクルスの汁＆ピクルスを入れるとはっ！
（結構、普通のことか？）
それで、口がポテサラを求め出したので、さっそく作ってみたら、
「おおおーこれや！」と求めていたポテサラが完成したのでした。
足りないものは、大好物のピクルスだったのか。

1週間前のこと。
京都の醍醐寺では、樹齢150年のしだれざくらからつくったクローンさくらが満開なんだとか。
見た目も花の咲き方も、150年の木とそっくり。（そりゃそうだ）
これからどんどん、クローン桜を植えていくんだって。
でも、なんかひっかかる。それは倫理的な問題なのか、わからんけども…。
なぁ、150年生きた桜がいたら、次は200年を目指してゼロから育てたらあかんの？
そこにはテクノロジーはあるけど、文化はあるの？
がんばる方向は、それでいいの？　と聞いてみたくなったのでした。　
足りないものは、わたしの脳みそか？

外国人のB君は、4月から日本の大学に通ってます。
「学校、どうよ？」と聞くと、「クラスに4人、ゲイがいたよ」といったので
「4人！？　なんで分かったの？」と聞いてみた。
そしたら、「だって、なんかくねくねしてたし、すごいピチピチのパンツ履いてたし、
いきなり”彼女いるの？”って聞いてくるから」と答えた。
わたしは、「それ、日本人の男の子やと結構普通じゃない？彼女いるのって聞いたのは、
君と他愛のない話をしたかっただけやん」と言ってみたけど、B君は
「えー、そうかなー？」と懐疑的でした。
もし、その4人がゲイでないならば、彼らに足りないものは、男気か？それとも国際感覚か？