ジャパニーズ

先日、DVDを借りました。いろいろ、観たいな〜と思ってたものを。
そのうちの一つは、小津安二郎監督の作品でした。

知り合いのデザイナーさんが猛烈に小津安二郎のファンでしてね。
すんごい語ってたので、気になってまして。(時間なくてちょっとしか話は聞けなかったけど、本当はもっと聞きたかった。私、人が語るの聞くの結構好きですの。みんなにウザがられそうな熱い話もついつい聞いちゃう。つまんないと途中で聞いてるフリするけど)

それでもって、小津監督の「お茶漬けの味」を借りて見ました。
1952年?とかの作品ですから、そりゃーもう、いちいち喋る人にカメラが
パンしたりと、ある意味、斬新なカメラワーク。
ところが、内容はもう、抜群にええっす!(当たり前か?)
小津さんが偉大だと言われる理由が分かったね。
何がって雰囲気がすごい。「雰囲気メイカー」です。雰囲気のいい作品!
わたしも「雰囲気メイカー」になるようなものを作りたいものです。

そして、もうひとつ、小津作品を見ているとお腹がすく。
「お茶漬けの味」でも、ラーメンにお味噌汁をかけたご飯に、香の物にぬかづけに
ラストはお茶漬けでしめて、ああ、感動と同時に腹が鳴る!

影響を受ける人もきっと少なくないのでしょうね。

嗚呼、最近は向田邦子を読み漁ったり、なんかそんな感じみたいです。